データ入稿について
スムーズな印刷へ進むために以下のチェック項目を必ずご確認ください。
・データの不備がある場合は印刷工程へ進むことができません。
・不備がある場合は、再入稿もしくはご指示が必要になります。
・完全データ入稿完了ののち受付日確定となります。
印刷用データはCMYKカラーで作成する必要があります。
カラーモードは必ずCMYKで作成してください。
RGBで入稿された場合は弊社にてCMYKに変換いたします。
RGBをCMYKに変換しますと仕上がりとの色味がくすんだ色に変化してしまう場合がございます。
これはRGBとCMYKの再現色域が異なるため起こる現象です。
RGBとCMYKって?
色の3原色には色料の3原色(CMY)と光の三原色(RGB)があります。-
CMKカラー(色料の三原色)
CMYカラーは、シアン(C)・マセンタ(M)・イエロー(Y)のことです。
これらは混ぜれば混ぜるほど色が暗くなります。
これを「減法混色」といいます。
絵の具で色を混ぜるときをイメージすると分かりやすいのですが、実際には濁った灰色になっていきます。
印刷では、黒の部分を引き締めるためにCMYにブラック(K)のインキを加え、4色(プロセスカラー)でフルカラーを表現しています。 -
RGBカラー(光の三原色)
RGBカラーは、赤(R)・緑(G)・青(B)のことです。
パソコンのモニターやデジカメなどの色はこのRGBカラーで表現されています。
これらを混ぜ合わせることによって色が明るくなり、白色に近づいていくのです。
これを「加法混色」といいます。
CMYKにはRGBより再現可能な領域が少なくなります。
そのために、RGBで作成されたデータを印刷すると、再現できない領域が別の色に置き換わってしまうため全体的にくすんだ色に仕上がってしまいます。
このような理由からCMYKでの作成をお願いしています。
トリムマーク(トンボ)は必ず作成してください。
トリムマークは、他のオブジェクトによって隠れてしまわないように配置してください。
トリムマーク(トンボ)って?
トリムマークとは、印刷の時と断裁する時に位置を明確にするために必要不可欠な「しるし」のことです。日本式トンボの内トンボと外トンボの間隔は通常3mmです。
内トンボは仕上がり線を示しています。
内トンボから外トンボの間は裁ち落としのための"塗り足し"部分を示しています。
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モノクロ印刷用データに、カラーが含まれていませんか?
モノクロ印刷では、オブジェクトのカラーを「グレースケール」または「モノクロ2階調」で作成する必要があります。
また、一見モノクロに見えていてもCMYカラーになっている場合がありますので再度ご確認ください。
リンク配置での受付もしておりますが、埋め込み配置はIllustratorファイルと一体化するのでリンク切れなどのトラブルを防ぐことができます。
埋め込み配置の確認
リンクパレット上で、リンク画像を選択して右上のメニューより「画像を埋め込み」を選択してください。※リンクパレットが表示されていない場合は、上部メニュー「ウィンドウ」→「リンク」を選択して表示します。
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使用されたフォントは、すべてアウトライン化をお願いしています。
フォントのままご入稿されると、お客様の意図しないフォントに置き換わって印刷されてしまう恐れがあります。
※一度アウトライン化したフォントは、元に戻すことができません。
アウトライン化する場合は必ず別名で保存をし、お手元にアウトライン前データを保管されることをお薦めします。
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弊社ではIllustratorのバージョンはCS6以下を推奨しています。
さらにAI形式で保存することで、作成したデータの機能を失うことなく予期せぬトラブルを防ぐことができます。
ファイル名により、異機種間データのやりとりにより文字化け等が発生することがあります。
ご入稿データは適切なファイル名で保存してください。